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Kojies special Last Updated 2017-10-15
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クリントン川をさかのぼりマッキノンパスへ

今日はミルフォードトラックのハイライト、マッキノンパスを越えていく。しかし、雨は止まない。クリントン川をさらに遡る。セントクィンティン滝を過ごし、ミンタロハットで小休止。ひっそりとしたミンタロ湖を過ぎるといよいよ登りがはじまる。
ジグザグの登りが続く。2つめのジグザグは崩れており、石がゴロゴロとした登りである。15マイルの標識は半分登ったことになる。このあたりから、樹木の丈が低くなり、やがて、森林限界となる。クリントン峡谷の先端の窪地ニコラスサーキーを見降ろすようになる。むき出しの岩肌を持つ険峻な山々に囲まれる。1888年のマッキノンとミッチェルによるトラック開拓を讃える記念碑が見えてきた。
Lake Mintaro



記念碑ではガイドがポットから暖かい飲み物をサービスしてくれた。奥は断崖になっており、はるか下に、今日の目的地クィンティンロッジがかすんで見えた。
だが、マッキノンパスの最高峰はもう少し先である。さらに歩く。そびえたつバルーン山、ターンと呼ばれる小さな池、まわりを囲む岩肌だけの山々、ここだけの世界だろう。
頂にたつ山小屋パスハットで昼食。ここには、歩いてきたクリントン渓谷を見降ろせる位置にトイレが立っている。世界一眺めの良いトイレである。今日はあいにくけぶって見えない。バルーン山を巻くように、一気に下る。咲き遅れたマウントクックリリーが励ましてくれた。雨を集めて激しいマーガレットフォールズを過ぎ、さら急な坂道を下り、クィンティンロッジに着いた。雨に濡れたウェカが迎えてくれた。



ロッジにリュックを置き、このトラックのもうひとつのハイライト、サザーランドフォールズ(Sutherland falls)を見に行く。世界で5番目の落差540mを誇る。近付くにつれて、飛行機の爆音のような滝音が大きくなる。豪快である。雨が降り続いたためさらに強さを増している。落ちてくる水が体につきささる。ずぶぬれだ。迸る水と音、あまりのすごさに、笑うしかなかった。